顔面を浴びて死ぬ

舞台とか俳優とか

炎上のはなし

 

  推しくんも元推しも、別の界隈の元推したちも、漏れなく炎上野郎。推してる時に燃えたり、降りた後に燃えたりの違いはあっても、とにかくみんな燃えていました。集めた炎でキャンプファイヤー、どころじゃありません。山も5秒で灰になるんじゃないかな。

 

    一体何回の炎上を超えて来たのか数えたくもないですが、炎上慣れするかといわれると全然、です。毎度毎度胃が痛くなるし一番酷く燃えた時はかなり病んでました。  

    しかも推す前は誰も燃えてないんです。推し始めたら燃え出す。推しくんに至っては、あ、推そ!と思った直後に燃えました。沼の水は灯油だったらしい、なんでや。

 

     燃えるような人間性の男はどんなに他が良くても推せない、という友人がいます。隙があってだらしなくて真摯じゃない、だそう。気持ちはまあめちゃくちゃわかるんです。あと少し気をつけてたら燃えなかったんじゃないのそれ、ってこととかあるし、常にハラハラするのしんどいからしっかりして欲しいなって、割と頻繁に思うので…。

 

   でも、いざ燃えても私は、やっぱ推すのや〜〜めた!とはなりませんでした。業火の中に突っ込んでった。今でもその炎上の古傷に苦しんだりもするけど、それでも推してます。過去の推したちも、降りた理由は炎上とは無縁です。

 

    今の推しがすきなのは他の誰よりも、応援したくなる何かパワーを持ってるから。演技も歌も手放しにうまいとはいえないし、抜けてるとこもあるけど、私の目には誰よりもキラキラして見えるんです。燃えたかどうかは、推す推さないという話には関係なかった。(燃えやすい男が好きなのかも、と悩まなかったといえば嘘になるけど。)

    他の人はどうなんでしょう。周りに炎上済みの俳優推してる友人いないのでなんとも言えない…。皆どんな気持ちで推してるんですかね。私は大好きだけどリアコには一生なれないし、推しくんより年下なのに最早母親目線入ってきてる。

 

    やっぱりね、推しが未炎上のひと、羨ましいです。いつも業火の中に立ってる女ですけど、皆の推しはいつまでも燃えないことを祈ってます。私たちが心をすり減らすのは、推しが売れすぎてチケが取れないことぐらいになればいいのに。ね、推しくん。

    

 

 

 

はじめに

    バンドマンには絶対ハマんねぇぞ!と、友人と誓いを立てた高校時代。大学に入り、気づいたら俳優にハマっていました。

 


    顔が良くてちょっとなよっちい感じの男が死ぬほど好きです。まだ若手俳優を知らなかった時分、それはイコールバンドマンで、バンドマンにハマると破滅の道…みたいなふうに思っていたから、そうならないようにしようね、って言ってたんです。幸い(?)、音楽自体への興味があまりなかったのでバンドマンにほぼ触れることなく過ごすことができました。やったね!平和にキラキラの女子大生になるんや!


   なんて思ってた私はすぐ死んだ。南無。

 

    顔が良くてちょっとなよっちい感じの男、バンドマンじゃなくてもいたんですね。しかもそんな男たちが汗でビショビショになって、ライトをその身に浴びてキラキラしてて、そこには、青春があった。ノリで友人とチケを取った、ペダステでした。


    女の私には到底作れないものだ!っていうショックと尊敬が入り混じってめちゃくちゃドキドキしたの、覚えてます。あるのはほんの少しの装置と人だけ、なのに沢山の景色をみせてくれました。制作の売り出し方にど〜しても納得がいかないことがあって通わなくなっちゃったけど、今でも1番大好きな2.5です。

 

    そこからはもう坂道を転げ落ちるようにハマっていきました。もともと観劇は好きだったし、ちょうどバイトを始めてお金にも少し余裕があったから、タイミングが良かったんです。
超がつくほどDDしてました。目に付いた俳優の舞台やイベ、お財布の都合のつく限り荒らして、友達とキャアキャア言って。楽しかったな〜〜!!!!!!DD、最高じゃないですか!?DDしたい、DDになりたい。

 

    まあつまりいまの私には推しがいて、ガッツとは到底呼べないけど地道に通い、顔認知はされてると思う、ぐらいの位置にいます。推しくんのゆるおたするの、楽しくないわけではないんです。だって好きだし。色々苦しいな〜!って思うことはあるけど私の1番のキラキラだから。
    でも、推しくんを知って、本格的に推しだしてから、DDであり観劇おたくの私は死にました。

 

     そんなの当たり前じゃん!といわれると思うのですが、推しくんのいない舞台に行っても、ここに推しくんがいたら、とか、推しくんならこの役かな…とかを考えてる私が常に存在してるんです。ただ〇〇くんカッコいい!凄い!と手放しに言えなくなってた。しかも私は過去の男を忘れられない女。例え推しくんを卒業しても、DDに戻ることは一生ない、という意味で死んだ、と表現してみました。もう戻れません。わーい!わーん!

 

   そんな、もういない、ある意味純粋にキラキラを楽しんでいた私を忘れたくなくて、なんとなく筆をとりました。しがらみとかなんもなくって楽しかったな!まあでも今も、幸せです。わぁいポエジー!笑